spacer
メニュー枠 index profile daily report forum support メニュー枠
java_message
spacer

284
2008-01-24 (Thu)spacer新人議員とデート
spacer
とは言っても女性ではありません。ましてや僕は同性愛者でもありませんから単なる勉強会に伊藤ナルタカ議員と同行しただけのことです。
津でフイルムコミッションの講演があって、昨年の第2回に続く第3回目のシリーズ講演会だそうである。昨年これに桑名市議会の教育産業委員会が参加して、その言い出しっぺがナルタカ君だったので、強引に誘って行ったと言う事です。
spacer
昨年も参加した伊藤マサト議員と、公明党の佐藤議員も遅れてやってきました。この2人も勉強熱心な中堅議員ですね。
spacer
12年前のミロシティー学習会を思い出しました。
あの時も映画人たちが集まって映像革命をまちづくりに応用しようと試みたのでした。メンバーの豪華多彩の割には身を結ばなかったようですが、参加したメンバーの中で唯一岐阜の宿敵梶原知事が大垣のソフトピアにこれを実現したのが成果でしょうか。
まったく好かん男でしたが、自県の知事としたら北川よりましでしたね。実利をちゃんとかなえていましたから。
spacer
このフィルムコミッションを解説していたのは、四国松山在住の「えひめフィルムコミッション」の主催者です。
地方の町興しとしては、同じ頃スタートした「阿下喜駅を残す会」の理念、手法とほぼ同じでした。
何が違っていたのかというと、富山市と桑名市の差と同じように、松山市といなべ市の差があったという事でしょう。


283
2008-01-13 (Sun)spacer初仕事
spacer
新年おめでとうございます。
初仕事は、桑名市民大学の「戊辰戦争を読む」視察としての京都戦跡巡りの見学会でした。
京都御所の蛤御門から淀城跡まで会津桑名の戦の時系列を辿る小旅行です。
小雪がちらつく蛤御門の立て札には「ここで会津と薩摩の連合軍が長州の謀反から御所を守った」由が書かれてありましたが、桑名藩のことは何一つ記されていません。
調査の上、宮内省に訂正加筆を申し入れようと思いますが、いったいこれまでの桑名市の教育界は行政を含めて何をしていたのでしょう!井戸端会議で不平不満をつぶやく庶民ではありません、間違った事は正々堂々と抗議すべきです。
spacer
また淀城址も桑名城址よりまだ酷い荒れ様でした。
案外京都市も文化的には大した施策をとっていないことがわかりました。
蛤御門の前が平安会館です。北には同志社大学が、さらに東には京都大学が近接して、この近世日本の首都がコンパクトシティーだった事もよくわかります。
昨年のトランジットモール実験の詳細な評価を聞きたいものです。


282
2007-12-22 (Sat)spacerキックオフ・シンポジウム
spacer
名古屋学院大学で「名古屋大都市圏の交流・連携の将来を展望する」というシンポが開かれ、基調講演が矢作弘大阪市立大学大学院教授だったので、議会時事務局から申し込んで参加してきた。教授は日経新聞記者時代に桑名パル問題を取り上げて著書にした異色の研究者である。その著書の中には掛川やポートランドなど、極めて多伎多方面に渉るまちづくりと中心市街地の活性化問題が提起されていたのを忘れる事が出来ない。
今回でも、他のパネリストが漏らしていたが、ジェイコブスが予見したことが正しかった事を証明している。
日本におけるコルビジェ信仰には困ったものである。
spacer
矢作先生は、都市間競争は「合成の誤謬」を引き起こすとして、シティーリージョンで地域経営を考える事の転換を説いた。要するに中小の都市間競争で無駄な行政投資を減らすためにはフルセット型の都市を超えて「都市間連携」による相乗効果が都市間の福利厚生を大きくする。都市間連携の「かたち」には歴史的条件と自然的条件のそれぞれの都市の持ち味を決める要素を補完し合う関係性で繋いで、都市規模と都市機能の再配分をしなければならないというのが講演の基調であった。
spacer
そこで、各論、事例で名古屋市とこの大学のマザーランドである瀬戸市の行政間で何ら「連携」がとられていない事をシニックに紹介された。そして産業観光の希望的将来と瀬戸市の住民が自らの街への価値の不感についても紹介された.地元の市民が自分達の街の価値に全く気付いていていないと言うのである。そして希なる日本の都市間連携の事例として門司と下関の海峡を越える連携が市民活動が行政の連携を後押ししていることを最も重要だとして示し、次いでミネソタ州セントポールとミネアポリの川を越える連携や、ウイーンとプラチスラバの国境を越えた、競争より連携の相乗効果を狙った先進事例を紹介された。
spacer
都市間連携のイニシアチブを取るのは1、市民団体。2、業界団体。3、大学.だそうである。さて桑名にこのうち何があって、何が可能なのだろうか?


281
2007-12-10 (Mon)spacer12月議会
spacer
桑名市議会年度最終回が始まりました。
私に質問日は13日の6番目3時以降でしょうか?
質問項目は
spacer
1、中心市街地の活性化について、
桑名市の中心市街地活性化基本計画の進め方について、、その理念と策定や審議の委員会構成、コンパクトシティー、バリアフリー(アクセシビリティー)LRT等、閣議決定済みの基本方針との整合性を問います。
政務調査した、富山市、青森市、豊後高田市などの先行都市との比較を桑名市が調査しているかも問います。
spacer
2、平等、公平な行政サービスについて。
音楽療法、葬祭場、クルクル工房などの施策、計画、運営に公平行道の原則がはたして守られているのかどうかを市の姿勢の矛盾を追及します。
spacer
3、マスコミにたびたび報道された、2件の事例、
・伊勢湾台風の後で50台近いピアノを寄付してくれたアメリカ女優シャーリーマクレーンさんの愛の善意をその後ほったらかしにしておいた教育委員会を糾弾しますか?
・ごく最近生じた車椅子で転落死亡した事件が桑名市で起こらないかどうか?
駅のプラットホームの安全性について聞きます。事前聞き取りではありえないと答えましたが、どうでしょう?


280
2007-11-04 (Sun)spacer近藤昭夫氏逝く
spacer
訃報の掲示板のような我がブログですが、民主党愛知代表近藤昭一代議士の父君である昭夫先輩の逝去には感無量の感がします。
平成7年に4年前の県議選の反省から、新党さきがけの公認を受け、桑名市議選に初当選した僕を迎えてくれたのが、名古屋市議会の重鎮9期の古参近藤昭夫氏でありました。
結党後、初の統一地方選挙を終えたさきがけ公認議員が一同に会した赤坂プリンスホテルでの会合の後で、東海地方のさきがけ代表が集まって昼食を取った時、同じ市議会議員だからとおごられるのを拒否した僕に、笑いながら、「貴方は初当選、私は9期、そしておそらく桑名市より名古屋市の市議である自分の方が報酬は高いだろうからここはひとつおごらせてくれたまえ。」といってカレーライスを食べさせた貰った事を思い出していました。
後で知れば、その頃桑名市ではゼロであった政務調査費だけでも桑名市議会議員の歳費を超えていた裕福な名古屋市議会議員の昭夫氏に、ビフテキを注文すればよかったなどと青い憤りを感じた思い出が脳裏を横切りました。
その時から赤坂プリンスホテルは、僕にとって思い出深い記憶を創ってくれるホテルになりました。
長男の昭一君を代議士にするために、僕らは粉骨砕身の努力をしました。さきがけから民主党へ、昭一君に加えて地元三重県の伊藤忠冶氏まで、比例区で復活したその年の総選挙は僕らの政治へのスタートとなるべき記念の年でした。
今年僕は、養母である典子を送り、彼は父昭夫氏を失いました。お互いこれからは親を失った真の大人としての再出発を強いられる政治生活を迎えます。
頑張ってくれと祈るだけです。そして先ほど象徴的な小沢代表の辞意表明です。今日の」弔電が最後の小沢代表名になるのでしょうか。


279
2007-11-03 (Sat)spacer平成19年度第2回市議会議員特別セミナー
spacer
今月1日から2日にかけて大津の市町村アカデミーで恒例のセミナーが開かれた。今夏の4日間合宿に続いて参加した。
会派でただ1人の政務調査を兼ねるのは、先月の熊本での市議会議長研修会も同じであった。偶然今回も桑新クラブと同行した。4日間の合宿は一年生議員諸君に受けてもらいたいと思ったが、1泊2日のセミナーは全議員が受けるべきであると思う。
 さて、今回のテーマ「格差社会の行方」「自治体の人事行政」「地方財政の今後」そして最後のピーター フランクル氏による随想全体に潜在していたのは「女性問題」『男女共同参画」の問題であった。
1番目の同志社大学の橘木教授は「結果の平等が大きくなれば、次の世代への機会の平等が損なわれることもある。」と警鐘を鳴らされたし、2番目の今野学習院大学教授は。「人事管理の変化の方向として、「1馬力型すなわち男性世帯主型から2馬力女性活用型経営への脱皮がグローバル世界に唯一対抗できる道であると説いた。3番目の跡田慶大教授は最初の橘木先生の教え子でありながら、師とは違って、東京一人勝ちの規制緩和施策を非難し、農業再生こそが日本の生き残る道であると結論づけた。ただしこれは狭義の「農業」の再生活性化であって、決して「農家」や「農協」の保護や優遇ではない事を強調された。農地の固定資産税を上げるべきだとも。そして重要なアドバイス、「一般競争入札に地元保護のハンデを付ける事は合法である。」と付け加えた。
ユダヤ系ハンガリー人数学者のフランクル氏は大道芸タレントとしても有名だが、彼の日本人への友情を込めた「脱米入欧」論は極めてリアルな説得力をもって私の耳に残った。
明治維新後の日本のトップの判断は間違ってなく、戦後の対米追従が日本の良き伝統を破壊していくと力説した。司馬遼太郎に似た視線だが、私は今の日本の元凶は明治維新そのものだと行った安江良助とピーターを対談させたかったと思いながら彼のパーフォーマンスに魅入られていった。
桑名市議会が次年度にしなければならないものが見えてきた研修であった。


278
2007-10-18 (Thu)spacer全国市議会議長会
spacer
熊本で第2回全国市議会議町会が開催されたので参加してきました。
元々、全国の市議会正副議長の研修会だったのですが、前回から無役の議員にも開放されたようです。
私が副議長だった3年前は、正副議長だけで、同じ10月に私は三重県市議会議長かい主催の、北米視察に出かけていて不参加でした。
本来議長の任期は4年です。それが全国的に1年で交替する悪しき平等主義の風潮に押されて、桑名で言えば議長を辞める二ヶ月前に研修しても無意味ですから、次期議長を目指す議員の為に開放されたのでしょう。
委員会の運営や、本会議の進め方など議長に立候補しようとする全国の1000人を超える市議会議員が集まってきていました。
spacer
基調講演の竹中平蔵前大臣の講演も「さすが」と思わせるレベルでしたし、選ばれた4市の議長副議長によるパネルディスカッションも選ばれただけの事があることに納得がいきました。
spacer
そこで2日目のぱねるディスカッションの前に質問事項のメモ用紙が配られたので、今月終了した桑名市議会9月本会議決算委員会に委員長として報告した感想を要約して書いたら、採用4人に選ばれました。
内容はごく当たり前の事で、決算について数字の精査は既に監査委員によって済んでいるのだから、我々議員がする事は、この前年度予算が実際どう使われ、どんな成果があり、それが次年度以降にどう発展していくかを見極める事であり、そのためには、行政当局側の現場の下級職員からの具体的な報告と、管理者である上級職員の真摯な自己評価と総括が不可欠ではないか?と問いました。桑名市にはその姿勢が希薄だからです。
spacer
1000人中半分が質問ペーパーを提出したとして、100分の1以下の確率で採用されたのは、その質問が核心を突いていたからでしょう。
委員会に有識者を常時待機させて、専門的なレベルで審議すべきだという第2問も取り上げられまして、1,2問とも採用されたのは結局2人だけでした。


277
2007-10-12 (Fri)spacer品格の先達とダム中止
spacer
半年前に続いて大切な人が、また亡くなった。
西條八束先生、余りに有名な西條八十のご子息なのがご自身に影響する事を避けていらした最後のダンディー紳士だった。
ご本人は日本陸水学会の会長でありながら、と云うよりだからこそ、長良川河口堰に反対しつづけた。
spacer
これまた、本人に言わせれば「成田さん、僕は反対なんて言ってませんよ。科学的立証を述べてるだけです。」と上品な反対論を展開されてた。
学術論文は最初に英語で書いてから、次に日本語で書く。時々訳文のような部分があるので、先生にお尋ねしたらそうおっしゃった。
spacer
最近、品格ということに対して、世間が敏感になってきたいるようだ。その品格をまさに全身と言動で体現していた偉大な学者、僕ら市民活動家のバイブルだった人。
息子の世代であって、なおかつ無名の僕にも決して君付けで呼ばなかった紳士。一流の人物は常に謙虚で、尊大ではない。
三流の田舎ボスに接することが多い昨今、このことが頭をよぎる。
spacer
同じ今日の新聞各紙は、永源寺第2ダムの建設中止判決を伝えている。正義と常識に目覚めた地元の住民と弁護士の努力に敬意を表したい。西條先生も喜んでおられるだろう。
ただし、このダムは農水省の農業用利水ダムである。要不要で司法判断しやすい事業だった。
国交省(旧建設省)の多目的ダム(長良川河口堰、徳山ダム)を処して初めて、明治日本から続く官僚システムに勝ったといえるのではないだろうか。


276
2007-10-06 (Sat)spacer市民会館リニューアル
spacer
昨日終了した9月議会報告の前に、今日披露された市民会館の待望の音楽専用小ホールで式典がありました。
挨拶なんかは後回しで、塚本聖子嬢によるはじめてのピアノ演奏を聞かせてもらいました。
彼女が光風中を卒業して、コンセルバトワールを首席で終えた頃、いつか桑名でこの後輩の生のピアノを聞ける日が来るものと思っていました。
短い祝い弾きだけで、ホールの出来や、スタンウェイの鳴りを評価する事は難しかったのですが、直後に彼女の父上と桑名のこれからの文化行政について、これも短く語り合いました。
決して、箱モノだけの地方ホールに終わることなく、ソフトの充実に励まねばなりません。
spacer
鬼頭さんを鼓舞し支えて希望に満ちた目出度い第一歩を祝うその場所に、憎悪に満ちた感情がただ一つ存在していた事が残念でした。
spacer
品格や礼儀を若者に説かねばならない立場の人が、逆に失笑を買う悪態をついていては、叙勲が泣くというものです。


275
2007-09-20 (Thu)spacer9月議会
spacer
実は9月議会までに色んな報告をしなければならないのでした。
しかし、6月議会で市長も満足な答弁が出来ず、教育部長に至っては神社と祭りと保存会の全てに無回答だったというお粗末さでは、その後の石取祭の進展を考えると何も書けなかったというのが現状です。
spacer
今回は
1、公務員の犯罪とトップの責任について、コンプライアンスとはなにか?
警官によるストーカー殺人や社保庁職員、自治体職員の年金横領など、公務員が被害者ではなく加害者になっている現実を問いトップの責任を考えさせます。当然今桑名で起こっている教員の破廉恥わいせつ事件を取り上げます。
spacer
2、政務調査報告から他市と桑名市の行政レベルを問います。
・大津における市会議員合宿で学んだ生活保護について。
・千葉県佐倉市ユーカリが丘団地における高齢者対策について。
・青森市の駅前における中心市街地活性化について。
・富山市、高岡市の公共交通LRTを柱にしたまちづくりについて。
個別ではなくトータルに尋ねます。
spacer
3、常任委員会としての視点から
・最近桑名医師会と対話した桑名市の医療行政の現況について。
・市民会館前の黄色い歩道と黄色い点字誘導ブロックは福祉の誤り。
・いわゆる多度温泉が、税金無駄遣いのスーパー銭湯に化けていくことを暴きます。
spacer
私の登壇は明日21日午前の2番目、10時45分からです。


274
2007-06-19 (Tue)spacer硫黄島と町屋川
spacer
昨夕から今朝にかけてニュースや新聞で、国土地理院が東京都小笠原村の要望を受けて硫黄島の読み方を「いおうじま」から「いおうとう」に変更すると伝えてきました。
なんという愚かな事が、いとも簡単に変えられてしまうことを、国土地理院、海上保安庁、東京都の各部署を追跡して突き止めました。
spacer
島を「とう」と発音すれば、それは中国ないしはその配下にある朝鮮の領土である事を示してしまいます。
日本の固有の領土は「しま」出なければいけません。
spacer
倭人の文化生活圏内にある、つまり広義の民族故地(マザーランド)にあるのは「島(しま)」「山(やま)」「岳(たけ)」「川(かわ)」などであり、間違っても(とう)(さん)(がく)(せん)ではないのです。
化外であった蝦夷地には島(とう)が存在していますが、当然その島を先住民が発見した時の名づけには日本の固有領土という概念は無かったでしょう。
逆に、半独立国家であり中国文化の影響下に永く置かれてきた琉球王国においても、行政区の村(そん)はあっても、離島の名前は全て「しま」であり。そこが倭国の一部であった事を明確に物語ってくれます。
spacer
硫黄島は国土地理院が出来る前から(イオウジマ)だったのです。
spacer
同じように以前、わたしは最新の高速道路の橋梁に「員弁川橋」と名づけられようとしていたのを国交省に掛け合って「町屋川橋」に換えさせた経験をもっています。
その時の理由も、「国土地理院が出来る前から、この川は桑名に入ると町屋川になるのだと説明しました。歴史の事実を重んじよということです。
spacer
このイオウジマの件は、新任の猪瀬副知事を通じて石原知事の判断を仰いでもらいましょう。


273
2007-06-19 (Tue)spacer6月議会
spacer
桑名市議会6月本会議が始まっています。
実際の、質疑応答は20日から始まります。
私は今回は一般質問15人中の15番目、トリです。
おそらく22日の最終登壇、午後4時以降でしょう。
何かあれば、25日の月曜日に回されるかもしれません。
spacer
その内容は
1、住みよさ日本一とは?
・桑名市が目標とする「住みよさ日本一」のまちはどこか?
・なぜその市が日本一なのか?追いつき追い越すにはどうするのか?
・同じく日本一から世界一住みよい市になるために、その世界一住み良い市はどこか?
・なぜ世界一なのか?追いつくには何が必要か?
spacer
2、公共事業(公共交通)は営利事業か、福祉事業か(慈善事業か?)。北勢線事業といわゆる多度温泉への考察。
spacer
3、文化(文化財)とは何か?
無形文化財としての石取祭考、および産業文化財としての北勢線226型車両保全について問う。
spacer
4、リサイクルの真実
・ゴミは何処へ行くのか?
・5Rから3Rheno変遷のわけは?
・ゴミ行政は人体実験の場か?ダイオキシンとアスベスト
・どちらが危険なのか。


272
2007-05-31 (Thu)spacer委員会視察
spacer
5月17日に環境福祉委員会で、岐阜県土岐市にある「土岐市温泉活用型健康増進施設、バーデンパ−クSOGI」を視察しました。
spacer
結論として、桑名市が多度町に計画している同種の施設は、その存在理由も含めてコンセプトの煮詰めが甘すぎる事がはっきりしました。
spacer
このバーデンパークは既存の温泉を活用した、急速な高齢化社会への健康づくり施設の建設によって名古屋圏の都会人への新たなヘルスツーリズムを提供し、地域の活性化と地域観光の推進を図っていくという明確な目的があります。
spacer
この目的にそって、極めて都心から離れた山奥に、エコロジ−を標榜した主熱源電化の、内装や構造材に岐阜県産材を多用したモダンな施設が建てられました。
ハードウェアは市立で経営は入札による民間委託という上下分離方式です。経営に関して市税からの補填は無く、逆にこの指定管理者からその純益の10%を土岐市に収めさせています。この金額が初年度200万円に加えて、温泉入湯税が1000万円ほど市に入ってきています。
それでも、市の担当者は教訓としてまず第一に、管理業者選定を施設建設前にすべきだったと明言しました。これは予想通りの発言で、経営ソフトを持った民間業者にとって最悪のパターンは、ノウハウを持たない行政が先行して建設してしまった施設には根本的な不備が山積してしまい、設計変更を余儀なくされる(コストアップに繋がる)事態が実際に生じた事から教訓としてアドバイスされました。
spacer
また、その他の確認事項として商品たる温泉そのものは3km離れた湯元から自噴で毎分70リットル、泉温28度という状況から当然加温循環式というもので、いわゆる源泉掛け流しではありません。
都心を遠く離れた施設へのアクセスには一日2回転のシャトルバスを走らせてそのサービスにあたっています。
そして、市内の3箇所の施設へ宣伝とモニターを兼ねて温泉水を運んで使用しています。
それでも、市内入場者は30%を切っており、この施設が「観光施設である」ことを証明しています。
spacer
なお、施設建設に関しても総工費14億6千万円強のうち、電源立地から11億5千万円を交付して貰っているので、実際の市税投入は3億円強に過ぎないことも判明しました。
spacer
3月本会議、及び委員会で指摘した危惧が全て浮き彫りになりました。この多度町温泉施設の建設で避けなければならないことは「拙速」です。再度の熟考を要します。


271
2007-04-07 (Sat)spacer大切な人の死
spacer
議会の終了報告を書かなければならない間に、余りにも色んな事が連続して起りました。
その中でも最も大きいものが、叔母である典子の死去です。
その前の城山三郎の死去と共に、僕にとってまだまだ生存して、生存しているだけで意味のある大切な人でした。
spacer
SL弁慶の返還にシンクロナイズして、僕は同じ意味ですがネガとポジのような関係の挨拶を、弁慶と典子に関して3日の間に繰り返しました。
spacer
皆の思いがつまった存在が無くなる事。
機械は、100年後に再び復活する事が出来るけれど、人間の肉体は1世紀後に存在する事は希です。
しかし、同じように目の前から消え去った物も者も、心の中に生き続けている事。
spacer
思いを巡らせば、いつでも心の中で会う事ができると、、、。
spacer
典子が育てた3000人を超える生徒達の心に彼女の魂が、どうやって話し掛けているか、喜怒哀楽の人生の中で僕はこれからも典姉(ノーネー)に会いに行くだろう。
spacer
英語への質問はもとより、恋のこと、仕事のこと、これまで彼女の生き様に自分を映して、多くの人々が典子に話をしに来ただろう。僕もその中の一人に過ぎないかも知れないが、これからも、いつもそばにいて僕らを見守ってて下さい。


270
2007-03-12 (Mon)spacer3月議会
spacer
改選後初の、当初予算を審議する3月本会議が始まりました。
明日から総括質問(代表質問)が始まります。
私は「団塊の会」会長として代表質問に挑みます。
各会派90分づつの7番目ですから、私の登壇はあさって14日の午後からでしょう。
質問は、市長の議案提出説明中、1.?その戦略的部分と2.?戦術的部分に分けて質問します。
spacer
当初予算案に関する総轄的戦略について、
・戦略プログラムとは何か。都市経営の戦略的な方向性は?
・今までの政策を総括した結果、変更や中止がありうるか?
・地場産業の活性化や、中心市街地の活性化はどう図るのか?
・歴史的遺産や文化の情報発信は?
spacer
各予算の費用対効果についてその理念も合わせて問う。
・公共交通対策費(北勢線)について、富山ライトレール、貴志川線視察などと比較して質問します。
・市民会館リニューアルについて
・市民団体育成とは何か。
・音楽療法推進事業は医学的に確立されているのか。
・多度の温泉施設の用途は適性か。
・火葬場に併設する斎場の公営に関して問う。
・観光振興対策の花火大会予算について。
・桑名駅リニューアル自由通路について。
・木造住宅耐震事業費について。
・文化財保護事業の優先順を聞く。
spacer
いずれもコストに見合う必要性があるのかどうか、修正や中止は出来るのかを聞きます。


269
2007-03-11 (Sun)spacer逝く人々
spacer
員弁の太田前町長が亡くなった。
北勢線存続の時、行政側で一番精力的に僕達を押してくれた首長だった。
翁のすざまじい人生、生き様は、その風貌から隠すことなく万人に伝わってきた。
北勢線問題を押し付けられて、困憊していた荒木連合局長に最初の東員町での講演会を企画してあげて、保母先生のコーデイネイトよろしく終了しかけのその時、すくっと観客席から立って長々と北勢線に対する思いのたけを述べた姿が思い出される。
そいいえば、保母先生からも島根大学副学長を最後に定年退官した知らせが届いてる。
日本も北勢も交替の時期に来ているのだろう。


268
2007-02-14 (Wed)spacer行政視察
spacer
政務調査費がヤリダマに当てられていますが、渡してしまえばどう使おうが報告義務の無い議員報酬より、情報公開を求められる調査費の方がよほど民主的だと思います。報酬と調査費の割合を逆転すべきだとも思います。
spacer
さてその調査費を使って、今年は視察を煩雑に行なっています。まず1月13日には福井市でフランスのストラスブールからアラン氏が富山福井の連続講演に来日されたのを聞きに行きました。
28日には、岐阜の樽見鉄道に見学をしました。
29日には桑名市の近代歴史教育講演会を企画しているので、そのために上京して、上智大学の渡部昇一教授と会談をしてきました。
spacer
2月に入って、和歌山市での交通まちづくり会議に参加して、京都の綾小路鉄道博物館の視察も帰り道に追加しました。
JRがやっていることは、私たちのNPOが行なっている事の正しさを証明するものでした。国もこれに重要文化財の称号を与えてバックアップしていました。
spacer
来る26日には富山県の高岡市と富山市にまちづくりの手法について、桑名市議会の会派視察として公式に両市を訪問します。


267
2007-02-05 (Mon)spacerあるサツキマスの一生(恩田さんに捧ぐ)
spacer
山奥のとある湖に、アマゴの群れがあった。ある日ヨソから雌のマスが来て、これから海に下ろうと言う。平和な暮しを営んできた群れの中で一匹の雄がこのマスに付き従う事を決めた。
家族に別れを告げて、大きなマスに従って降海遺伝子を持ったアマゴの一団が海をめざした。
spacer
翌年、帰りを待つアマゴの群れにひとまわり大きくなった雌マスが姿をみせた、そしてあの雄アマゴも一人前のマスに成長して後について帰ってきたが、その他の一団は帰ってこなかった。
長い旅路には落伍者はつきものだが、そこまでついてきた一つがいは、最後の堰が越えられず、その手前の淵で産卵と受精をして死に絶えたそうだ。
spacer
数年後群れのボスになっていた雄のマスのところへ一尾の雌ヤマメがやってきた。海に連れていって欲しいと言う。
アマゴの群れのノー天気に辟易していた雄マスはこのヤマメをつれて再び海に下る道を選んだ。自分があの雌マスによってアマゴからサツキマスに成長できたように、今度は自分がその先導役を引き受ける事にしたのだったが、前回不安ながらも降海を了承したつがいのアマゴは今回は必死にそれに抗った。
spacer
群れに残した稚魚たちも成魚になりつつあったので、このマスは雌アマゴを振り切って、久しぶりに海に下っていったのだ。
spacer
翌春、夫の帰りを待ち続けるアマゴの前を大きな魚が通り過ぎた、アマゴにはそれが海に下った雌ヤマメの変身だと判ったが、雄マスの姿は無かった。
spacer
雌アマゴは、必死になって雄マスを探し、遂には出た事のない湖から川を下って例の淵までやってきた。そこで彼女が見たものは痩せこけて息も絶え絶えになった雄のサツキマスだった。辺りの水は灰色に濁っていた。帰って来れなかった事を詫びる雄のマスにどこからかやってきたあの最初の雌のサツキマスが告げたのは、「最後の堰を越えるためには産卵してはいけなかった。あなたと私だけがこの堰を越えられたのは、産卵受精しなかったからだよ。」と。
spacer
雌のアマゴがマスの二度目の降海を嫌がった訳は、ヤマメだと思われていたパートナーが実は猛魚イワナだったことを見抜いていたからだった。そして哀しい事にその知識は自分が純粋なアマゴではなくヤマメの血を引くルーツを持っていたからだった。
spacer
(こんな生態系の物語を思い浮かべながら、長良川の主だった川漁師達に思いを馳せています。)


266
2007-01-26 (Fri)spacer萬サと恩田さん
spacer
長良川河口堰の運動をはじめた頃、生前の「萬サ」に対面した県外の市民運動家は、僕が最後だろう。石川さゆりによって歌われた彼の亡き後は恩田俊雄さんが誇り高い長良川の川漁師を代表してた。
spacer
「おいしんぼ」の取材があった時、オーストラリアからの国際電話で雁屋哲からキーパーソンの選択について尋ねられたので、即答で恩田さんを紹介した。
後日単行本になった、その一話を恩田さんは大変恩にきてくれたことを思い出す。
spacer
思い出す、、、。つまり天野礼子からの知らせで、恩田さんが1月13日に亡くなっていた事を今日知った。
spacer
反対する会から愛知県知事知事選挙候補者に発進された公開質問状に3人の候補者が答えた回答も同封されてきた。
spacer
この回答からは石田候補の卓越性が見えてくる。神田候補は現職である事を考えてもつまらん人物に思える。
spacer
いなべ市長選でどのような質問状を突きつけられるのか、候補者達は考えた事があるのだろうか?


265
2007-01-03 (Wed)spacerお正月
spacer
あたたかい三ケ日だった。
正月はBSで珠玉の番組を組んでくれる。
メリル・ストリーブ主演のミュージック・オブ・ハートという映画。
ハリウッドは時々こんな小編で僕を思い出に浸らしてくれる。
spacer
僕の幼い日々、そして市民運動の手法。
恩師鈴木慎一記念館の故望月館長さんと田中前知事の少年時代。
夢のような存在だったアイザック・スターンの好々爺とした実写の登場。
今僕が置かれている立場から、温かく包んでくれるような懐かしさにしばし浸れる事ができた。
spacer
その後の来生たかおとえつこ姉弟の番組もエンディングが「夢の途中」だったのでこれまた感慨に耽ってしまった。
spacer
シリーズの「オリエント急行」はまだ続いている。
僕が今しなければならないことは何だろう?
いましている事が正しいのかどうか?
そんな答えがこの番組には詰まっている。


264
2007-01-01 (Mon)spacer謹賀新年
spacer
いろんな課題を残したまま、年が明けた。
自分探しの旅、とはアイデンティティーを確立するために、
ルーツを探ること、しかしそれは単純な生物学的遺伝子を探求する事ではない。
レビストロースが述べているような、その土地に生えている祖霊のようなもの、民族や人種が替わってもそこに暮らす人間を呪縛するような何か。サムシングレートと呼ぶ人もいる。
spacer
昨12月30日のユーミンコンサート。
彼女はそれを辿って、ようやくアジアにたどり着いたらしい。
羅刹女のようなチベットの美女達。
僕も遠く若かった頃、西域病に罹り、そして南洋へと旅立った。
インペリアルジャパンが辿らざるを得なかった、南北の2本の道が、いま融合されようとしている。いやすでにされたのかも知れない。
spacer
忽然と現れた羅刹女は玄奘三蔵を食べてしまうのだろうか。
そんな夢を見ながら新しい年を迎えた。


263
2006-12-19 (Tue)spacer初議会
spacer
改選後初めての市議会が始まっています。
私の登壇は、明日の午前最後でしょう。
新人議員の、不活性な質問が気になります。
私の初登壇は、たっぷり2時間全てを使って、
自らの立脚する立場と戦略を述べたものです。
spacer
なにやら大人しすぎるのが、最近の若者なのでしょうか?


262
2006-12-09 (Sat)spacerまたしても訃報
spacer
宇井純夫人から、欠礼葉書が届いた。
先生が11月に亡くなっていた事を始めて知った。
選挙にかまけていたとはいえ、マスコミの報道を感知しぞこねていたらしい。
spacer
田尻さんと瓜二つなこの奇人学者は、その正義感と行動で歴史に残る偉人でもある。
spacer
沖縄の故吉嶺さんを田尻賞に選んで欲しいと訴えた僕に、キチンと応えてくださった。
spacer
日本にとって大切な知性が少しずつ、また確実に減っていく。
僕らにその代わりができるのだろうか?


261
2006-12-02 (Sat)spacer戦友逝く
spacer
茶茂さんが亡くなった。
あまりに突然の訃報。
いや、早すぎる容態悪化の知らせに、病院に駆けつけたときはすでに意識が朦朧としておられたようだった。私の呼びかけには答えはなく、ただ孫娘さんだけが、逝きつつある祖父との唯一のコミュニケーションをとれたと聞いている。
spacer
最初の出会いが、春日神社楼門を木造に変更する運動にバックになってくれた12年前。よくぞ未熟で過激な私を支えてくれたものだった。
spacer
あの時の一件があったればこそ、今回の二ヵ年に渡る石取祭の混乱を鎮めるべく、彼の身を捨てて事態の収拾に当たる決意を汲んで私は嵐の海にこき出すことが出来たのだった。
spacer
せめてあと1年生きていて欲しかった。
こよなく石取祭を愛した、この先輩の晴れの舞台を用意して差し上げることが出来なかった無念さは、悔やんでも悔やみきれるものではない。
spacer
同じ城下町筋の仲間として、先に逝った松田君と、どうか向こう岸でおかっつあんとデンヤデンヤを歌って欲しいと願っています。
spacer
安らかにお眠りください。


260
2006-11-22 (Wed)spacer市議会選挙の結果
spacer
すざまじい逆風の中の選挙でした。
最終日前日の、演説会でお話ししたように、逆風の吹いてくる方向と顔はわかるけれど、私を支えてくれる声なき声や人々の顔の半分は見えていませんでした。
spacer
北勢線と春日神社の石取祭という私にとっての2つの大きなテーマは、この選挙で対照的な教訓を教えてくれました。
spacer
前期4年前の当選後、地元後援者の方から言われた「次の選挙のことを思えば、遠くの事より地元の役に立つことをせよ。」という助言を戒めにして、2年前、御樋代木祭と石取祭の開催不能の危機に際して、近所の方からの求めに応じて火中の栗を拾う道を選びました。
spacer
そして、北勢線にも同じく邁進したのは55億円の北勢線に投入する税金の半分が桑名市から支出される、すなわち毎年2億7千万という市民病院赤字補填に次ぐ市税が消費される事業として、北勢線を存続させた張本人としては、その利用促進と、たとえ桑名市外であっても、その沿線の活性化は自分の責任だと思うからでした。
spacer
神社からの風は竜巻のように舞っていましたが、北勢線からの風は、間違いなく私の後ろから前に向かって力強く吹いていたことを、今回の私を長期に渡って献身的に支えてくれた先生が驚きの目で確認されました。
spacer
ありがとう皆さん!地元の方々はもちろん、市外はおろか、遠く県外の方からも救援してもらって当選することができました。
皆さんの援助のどれが欠けても当選できなかったことは、1255票という数字が冷徹に物語っています。
spacer
4回目の選挙戦でも、いまだ不慣れな私の家族や、人望人徳にかけた候補者本人をお許しください。


259
2006-11-12 (Sun)spacer新桑名市の市議選
spacer
今日、合併後初の市議会議員改選の選挙が始まる。
この3年半の時間の流れの速さと密度の濃さが僕をして前回の苦悩を忘れさせている。
精神的に追い詰められていた15年とは違って、物理的時間的に全く余裕のない選挙戦を迎えた。
神仏が僕に艱難辛苦を与えたもうたと解釈している。
2年に渡る、春日神社と石取祭の混乱とその収拾。
同時進行で混迷する北勢線問題の泥沼化。
トップのリーダーシップの無さがこの2つの混沌を生み出した。今選挙が必要なのは頂上のそれではないのか。
そして、無能にシンニュウをくっつけたような幹部以下の人材。
新桑名市の少なくとも行政の前途は極めて暗い。
spacer
市議会という機関が、その機能を発揮できるのは何時になるのだろう。
日本の縮図のような桑名の現状に、ただ一人抗う僕に、サムシンググレートの光が見えてくる。


258
2006-10-28 (Sat)spacerさきがけの志
spacer
昨日、名古屋で近藤昭一代議士の10周年記念講演会があった。彼の政界入りの原点となった新党さきがけの武村代表がはるばる駆けつけるというので、僕も出席した。
僕にとっても、さきがけへの入党と公認が政治の原点なのは同じである。お互いの半生を賭けた決断だった。
一時の病気から回復された武村さんはもう一度復帰しても良いくらいお元気で、頭も弁も冴えていた。
spacer
僕が、10年前のストップ ニュクレア テスト(地球の被爆をくい止めよう)の懐かしいトレーナーを着ていったものだから、すぐ思い出してくれて会場で紹介し、ムルロア環礁でのフランスの核実験反対デモの話をしてくれた。
現職の大蔵大臣が南太平洋でデモの先頭に立ったのは空前の出来事だった。もちろん官僚はそれを抑えようとしたが、それを振り切っって「強行」した。強行とは本来このような状況をいうのだ。
それ以来先進国の核実験はストップしたままだ。
誇り高い行動だった。
spacer
僕はこの時、今回の市議選におけるユニフォームはこの古いトレーナーにすることを誓った。
僕も政治への原点に立ち返りこの10年の総括をしようと思う。


257
2006-10-09 (Mon)spacer亡父の17回忌
spacer
父が亡くなったのは1990年10月9日、今日が16年経った日に法事をした。
御台所祭のファイヤセレモニーの準備は町内の皆さんに肩代わりしてもらった。
その代わり、法事が終わると後片付けには馳せ参じなければならない。やっと終わって帰って桑名市民掲示板を見てみたら、この間の野呂知事との本音でトークのことが書かれてあった。
spacer
知事が僕のことを知らなかったというものだ。
これは、多分に知事の好人物さを表しているのだと思う。
なにしろ、河口堰利水裁判最高裁で、原告代表が僕で被告が野呂知事だったのだから、本来なら不倶戴天の敵であるはずだか、「お名前は?」と聞きなおす素朴さが彼の人となりなのだろう。
spacer
もっとも、僕らが訴えたのは北川知事で、その後彼が知事職を放り出して逃げた後に三重県知事になった野呂さんには何の敵対心もない。
あの会場で、誰かが発言したように、RDF爆発をはじめ、北川県政のマイナス部分ばかり背負い込んだお気の毒な知事さんであることだけは確かである。


256
2006-10-04 (Wed)spacer選挙前
spacer
来月に迫った、桑名市議会選挙。
多度と、長島を抱え込んだだけで、桑名市が右往左往してきた2年間だった。
戦略的街づくりの発想がない桑名市行政が「都市経営戦略会議」なるものをぶち上げたのがこっけいであり且つ、ブラックユーモアに感じる。
spacer
最近、明治維新と戊辰戦争に深く感じ入ることがあって、古戦場を訪ね、歴史を振り返ることしばし、同じ親藩松平の愛媛松山を意識しだした。
若い40代の県会議員をスタートに政治に踏み出した市長を抱く松山市が、「坂の上の雲に学ぶまちづくり」という明快な戦略の元に次々と市を経営していく鮮やかさがまぶしい。
坊ちゃん列車も、彼がはじめたものらしい。
SL(風)列車が、市街を走りまわり、観光客が群がっている街と、本物のSLが試走線を走行したといって、ヒステリーを起こしている市(市長)とのこの差は何だろう?
spacer
生まれ?育ち?教養?趣味?決断力?指導力?何が違っているのか。そして、交渉力。司馬遼太郎を口説き落とした彼にも、宮崎駿は落とせなかったらしい。道後温泉は「センと千尋の神隠し」のモデルの一つだった。
spacer
松山市東京事務所長との会話で、私の「サツキとメイの家誘致運動」にいたく評価をしてくれたことが印象的だった。


255
2006-09-12 (Tue)spacer今期最後の市議会
spacer
2年前の合併から、11月が改選時期になりこの9月議会が今期最後の本会議となった。
明日4時過ぎ、今日の再開から数えて10番目が小生の登壇予定時刻である。
この3年半の総括には程遠い内容なのは、45分間という余りに短いもち時間によるものだ。
それでも、90分の時間を持つ各会派、代表質問者は時間を持て余している。
もったいないことだ。孤高の定めだからこれは致し方ない。
spacer
今回の質問項目は
1.ダム、堰と治水利水について。
(伊勢湾台風から46年、徳山ダムの桑名市への治水効果はいかに?)
 spacer
2.いわゆる審議会行政の是非を問う。
(審議会、検討委員会に答申を任せてよいものか?男女共同参画や知る権利の立場などから、北勢線対策審議会を例に問う。
人選、法的根拠など、審議会会長の責任問題を問う。)
spacer
3.職員の事件と法的措置について。
 1、飲酒運転即懲戒免職ならば、住居不法侵入で書類送検された職員の措置、処分は?
 2、法的措置を執ると明言するのは脅迫か恫喝か?
 3、SLの全消費マキ燃焼から出るススと、揖斐川中州で野焼きされた葦全量の比較をせよ。
spacer
4.まちづくりの具体性について
(桑名市総合計画と松山市の「坂の上の雲に学ぶまちづくり」を比較する。
「都市」とは「経営」とは「戦略」とは何か?
spacer
以上です。時間配分が難しいのは今まで通りですが、いつも望月部長が3回目の再々答弁で、意味不明な逃亡を図ります。
皆さん6チャンネルで監視してください。


254
2006-09-03 (Sun)spacerリサイタル
spacer
恩師の孫娘さんのリサイタルが川越町で開かれました。
明正中学校の同窓生のピアノとヴァイオリンのペアでした。
途中からチェロの女性も加わってのトリオ演奏。初めて聞く曲やポピュラーな曲、映画音楽も取り入れて、アンコールは「涙そうそう」と「ジュピター」でした。
日本の音楽の世界は学力低下どころか女性の能力によって30年前とは雲泥の差で発達成長を遂げています。
ジェンダーフリーなんて何処の世界の話でしょう。
彼女達に太刀打ちできる男子はまれでしょう。
繊細さに加えて力強さまで、良い時代になったものです。
ピアノには少し不向きでしたが、ヴァイオリンの高音をよく伝える音楽ホールを川越町が持っていることが印象的です。
桑名市の文化度が試されますね。
彼女達がこのホールを選んだことは正解でした。
それにしても、幼き僕が最初に見たヴァイオリンリサイタルの岩本真理さんの怖い顔を覚えていますが。田中亜希子嬢の綺麗なこと、天は2物も3物も与えるものなのですね。


253
2006-08-30 (Wed)spacer勇み足
spacer
憶測で物を言ってはいけない典型でした。
下の書き込みをしたあと、議会事務局で新聞記事を確認したところ、亀山市がシャープに供給する水は、自前の井戸水つまり地下水でした。
永くて百年単位の地層のろ過を潜った水ですから、精密機器製造には最適でしょう。
こんな水源があるのなら、ますます長良川河口堰の水は不要という証明になりました。


252
2006-08-29 (Tue)spacerシャープ工場への導水問題
spacer
いまや、三重県の運命協同体化したような亀山のシャープ工場だが、工業用水が必要なのは言うまでもないことである。
ところが、行き当たりばったり、泥縄の行政側がそれに対応できないでいることが報道されつづけている。
シャープが清廉な三重用水の水を欲しがるのはあたりまえである。製鉄などの重工業と違って、繊細な半導体関連製造には純水に近いきれいな水が望ましい。
だからこそ、鈴鹿山系の源流に近い三重用水はそれに最適なのである。
ところで、三重県中勢にまで例の長良川河口堰の水がきている筈なのに、いったいアレはどうなった?
答えは、あんな汚くて高い水はどこも要らないということだ。
考えてみるまでもなく、もっとも精密工業に必要な山水が農業用水を主目的に使われ、もっとも精密工業に不適な富栄養水(リンや窒素が多い、つまり肥やし入り)が都市用水になるという馬鹿馬鹿しさ。
河口堰は無用の産物だった。三重用水の桑名市割り当て分の旧桑名市人口想定は18万人である。この人口になることは絶対にない。過剰見積もりの典型で、水は余りすぎている。
spacer
唯一解決しそうなのは、水の高額なのはさておいて、長良川河口堰から引いていることになっている水は、実は木曽川の工業用水であることだ、水質に関してはまだましなので使うことになったらしい。徳山ダムの利水は三重県には無縁である。
spacer
このさらに高価だけれど良質な水を、今度は延々導水管を伸ばして長良川にも給水するらしい。馬鹿もここまで来ると病院ものである。


251
2006-08-25 (Fri)spacerRDF と RPF
spacer
昨日多度のRDF貯蔵庫の完成視察会があった。
私が広域清掃議員時代に建設反対した施設だ。
反対はあたりまえで、欠陥手抜きサイロをつくって爆発人身事故を起こしておきながら、その後始末を市町にさせる、北川亡霊県政にノーと言ったのだった。
どうしようもない町会議員連中の賛成で可決されたが、当時の所長は、反対討論をした私と伊藤健司議員に「否決されて当然だと思っていました。」と正直に告白したものだった。
spacer
RDFのDには「固形」という概念は何処にもない。
故に一昨年海外視察で訪れたカナダのRDF施設は生ゴミを発酵させメタンガスを発生させて燃やす施設で、まさにRDFであった。日本で流行した「生ゴミ固形燃料」は北米では1970年代に廃止された過去の技術でしかない。
桑名市は北川の詐欺に遭ったのである。もっともだまされた市も愚かであることに間違いはなく、免責はされない。
spacer
このRDF保管庫が完成したことを伝えた7月中旬のニュースには、同じページに養魚場に温水を供給するボイラー燃料にプラスティックの直焼きから、RPFに変更することを指導された業者が、直焼きの数倍のコスト高になるために躊躇しているという報道が並列されていた。
RDFに比べれば、話にならない低コスト高カロリーのRPFですら採算に乗らないのである。
spacer
ますます桑名市のお人よしぶりが浮き彫りになる。
2名の殉職消防士は、殺されたのだと断言できる。
新旧知事と市長の責任は重い。


250
2006-08-24 (Thu)spacer靖国神社考
spacer
昨日上京したした折に、はじめて靖国神社を訪れた。
20代8年間の在京生活中もついぞ訪れた事はなかった。
そして帰桑してから、何度となく上京したが、とうとう今日まで、この特殊な神社に足を踏み入れたことはなかったのだった。
spacer
立見鑑三郎尚文を再評価する動きが見られ始めた今日、その対極にある東京招魂社(靖国神社)がオーバーラップするのは否めない。
spacer
はたして、靖国神社の黎明に登場する天皇は孝明天皇であったと記されていた。
そして、国に殉じた戦士を弔うという大義名分も明記されていた。全て虚構である。
孝明天皇の近衛師団であった会津桑名の戦死者はこの神社には祀られていない。
日本という「国」ではない、天皇それも明治幼帝を担いだ勢力に荷担して死んだ者だけを祀ったのが靖国神社のそもそもの始まりなのだ。
spacer
北越の各地で転戦し、戦死していった桑名藩の志士たちは、21世紀の今も、柏崎の、宇都宮の、会津の、寒河江の地に眠ったままである。かれらの名誉や尊厳を回復すること無しに、靖国神社は国民統合の合意の上に存在する追悼施設にはなり得ないのである。


249
2006-07-23 (Sun)spacer徳山ダムと水谷建設
徳山ダム裁判の高裁判決は、長良川河口堰で我々が解明した公共事業に存在しつづける事業そのものが目的化した、旧内務省時代からの国益より民益より省益を最優先にする官僚組織の絶望的レミング性を浮き彫りにした。
市民側が上告して最高裁で争うことは当然であり、在間弁護士以下の弁護団の献身に頭が下がる。
治水効果は三重県域では生じるはずが無い。三重県の出費はまるで無駄の標本であり、これを通した県議会こそ、徳山ダムに匹敵する無駄な機関であるといえよう。桑名市桑名郡選出の議員の責任は重い。
spacer
ところで、今回逮捕された水谷建設は1代で大きくなった中堅建設会社であるが、その特殊技術とハードウエアは独占的ですらある。
桑名市議会有志で3年前徳山ダム建設現場を視察した折、かいがいしくダム底予定地を走り回っていた巨大ダンプカーに丸一マークが誇らしげについていて、河口堰時代から旧知になった柳川係官が、「桑名市の水谷建設のおかげで工事は速やかに進捗しています。」との説明を受けた時の事が思い出された。
spacer
政治(政治家)と密着していかなければならないこの会社の宿命と体質を変えることは出来ないだろう。


248
2006-07-17 (Mon)spacer中日新聞
spacer
中日新聞には、対比的記事を並列して書く傾向が以前からある。
単なる偶然か、あるいは社是なのか。他のマスコミからは後者であると以前言われたことがある。
今日も北勢版には桑名開城の人物像を紹介する「くわな歴史と文学を語る会」の記事と桑名空襲遺族会の追悼式の記事が並んで載っている。
しかし、この2つの記事からは誰も何も連想しては行かないだろう。
高度なメディアリテラシーを要求される。
spacer
つまり、幕末の桑名藩恭順を名誉ある降伏、賢明な判断と勇気と解釈していれば、第2次大戦末期の無駄な抗戦を愚かしいと判断できた。
19年6月のマリアナ海戦とサイパン失落で戦争は終えなければならなかった。
後は悪あがきで、ヘボ碁の見本みたいなものであった。
米軍にとっては残敵掃討戦に過ぎなく、又日本にとってはこれから軍民共に犠牲者が急増するのである。
マスコミはそこまで踏み込んだ記事を書かなければならないと思う。


247
2006-07-04 (Tue)spacer中田の引退と滋賀県知事選
spacer
関連性があるわけではない。
小生の辞任劇と相前後して起こった出来事というだけである。
中田選手の引退宣言に、驚いているのはまったく感性の無い人たちだ。
あり得ることというより、当然、必然か。
孤高の人格を理解できない凡人には無理なのかな?
spacer
滋賀県知事は失政らしきものが無い自公民相乗り現職を、知的な女性が颯爽と抜き去った。
これも、必然、時代が確実に変革しているのだ。
取り残されているのが、桑名そして員弁であろう。
住民にふさわしい首長しかもてないのはこれまた真実ではある。そして職員のレベルもそれを超えることは無い。
spacer
さて議員はどうだろう?
サッカーチームになぞらえれば、首長、職員、議員そして市民は何に相当するのか?
spacer
会社は誰のものか?ホリエモン、村上ファンド事件で投げかけられた命題を、地方自治体に当てはめて考えてみよう。


246
2006-07-03 (Mon)spacer市議会終了
spacer
先ほど、桑名市議会6月本会議が閉会した。
想定済みの教育産業常任委員長の辞任と会派の離脱で、石取祭保存会会長就任のけじめをつけた。
桑名市議会申し合わせ事項の違反は、一期目の岡村信子議員の監査委員辞任拒否以来久しぶりのことである。
自由と、孤独の両方が与えられる。
今からワクワクしているのは、孤独より自由の方が大きいからだろうか。
1963年のルルーシュの映画「男と女」の挿入歌の歌詞を思い出す。


245
2006-06-25 (Sun)spacer遺産と資産
spacer
英語ではそれぞれヘリテージとアセットという。
産業観光には、この2つがどう評価されて位置付けされるのかが、いまだ明確には確立されていない。
動物なら、種としては絶滅していると言ってよい「朱鷺」などは剥製ではないが「遺産」である。イリオモテヤマネコもその状態に近づいていると言って良いだろう。
spacer
産業機械や建築物なら、それが現役で本来の使途に使われていれば、それは「資産」だろう。わが弁慶の下松市における位置付けは市の公式なメッセージに「産業資産」であると紹介されている。静態とか動態とか走行の是非などという次元のレベルは恥ずかしいというべきだろう。
spacer
さて明日午前10時から私の桑名市議会一般質問が行なわれる。
このホームページの掲示板が、敵さんによって封鎖の状態にあるため、失礼を省みず他のもっともポピュラーなサイトに掲示させていただいた。
本来自分のサイトに掲示すべきであった。反省を込めてここに再度発表します。

1、桑名戊辰戦争の総括について。石取祭の位置付けについて。
バーバラ寺岡氏の「幕末の桑名」出版と、伊勢新聞の「常勝将軍立見尚文」連載を機に、戊辰戦争を近代桑名のアイデンティティーとして総括すべきである。
また、桑名市にとって石取祭とは何か?重要無形民俗文化財としての価値、資格は有るや無しや。
spacer
2、北勢線SL問題報道の不可思議さと議会答弁の重さについて。
真実を述べなければならない。偽りは許されない。市長、産振部長に問う。
対策室職員の処分を問う。
脱線事故について審議会への対応のミスマッチにどう責任をとるのかを問う。
spacer
3、公共建築物とユニバーサルデザイン、商業施設のマーケティングについて。
サンファーれ開設以後の諸問題を問う。
spacer
4、市民病院問題について。
医療事故に関して個人情報への軽視を問う。
検討委員会のあり方、姿勢そのものを問う。公立病院もサービス業でもある事を自覚しているか。マーケティングなき企業は亡びるのみ。
spacer
以上です。時間配分が難しいところです。

spacer

spacer
(C) 2002〜 Masando Narita All rights reserved.
spacer